舞台に立ちたくて仕方が無い。
富も名誉もいらない。
ただ死ぬほど芝居がしたい。
人を貶す事によってふんぞり返る輩。
そんな人間は恥をかく事をせず、兎に角失敗を恐れる臆病者。
新しきチャレンジをしない臆病者。
全てが自分の力と思う。
周りの力では無い…俺の、私の力だと思う過信。
長いものには巻かれよう精神。
苦しみを知らない人間は弱い。
言葉では何とでも言える…本当の苦しみを知らない人間に明日は無い。
10年以上いる芝居の世界…色々と見てきた。
ハッキリ言って甘くない。
辛酸は沢山舐めてきた。
最近の役者はエキストラや端役をやりたくないと言う。
は?
エキストラや端役から学ぶべき事がない?
キツい現場は嫌だ?
そんな人は役者を止めた方が良い。
エキストラや端役から学べる事は沢山ある。
エキストラも役の一つ…そんな風に感じれないなら止めた方がいい。
僕は新人時代に500本はエキストラに行きました。
吐くまで走らされる現場…300人中の一人…何日も何日も寝れずに拘束…それでいてカメラには殆ど映らず…受け取れる金銭が無い現場もある。
舞台での端役も沢山やった…台詞の量や出番の量等関係無い。
観劇して下さるお客様に満足してもらう事が一番。
ウダウダ言ってる時点で御客様より自分となっている。
前にも書いたが…役者の立場はスタッフさんよりも御客様よりも舞台よりも下なのだ。
僕にとっては全てが血となり肉となっている。
まだ売れてない役者の戯言…ならきっと僕はスタート時点で皆より劣っていたのだろう。
僕には必要な時間だったのだ。
死ぬ気で耐えて頑張っている役者は大勢いる。
頑張っても売れない人は売れない?
頑張らなくても売れる人は売れる?
確かに姑息で強欲な方の方が成功されるのかもしれませんが…少なくとも僕の周りには必要ありません。
舞台というのは神聖な場所…僕にとっては命を与えてくれた場所…命より大切な場所…それは芝居という表現法も同様です。
プロレスラーにとってもリングは神聖な場所でしょう。
写真はメキシコのキーホルダー…ルチャですね。
さあ…明日からも頑張るか。